研修医1年目・前田博昭先生のフェンタニル中毒による両側淡蒼球病変と遅発性低酸素脳症に関する論文がCureus(IF=1.0)に掲載されました。
フェンタニルによる両側淡蒼球病変と低酸素脳症はそれぞれ別々に報告されていることが多く、両者が合併することは稀です。前田先生は既報告を丹念に調べた上で、両者がフェンタニル中毒により来し得ること、またその推定される機序を考察しました。
本論文の内容は、第8回日本リハビリテーション医学会秋季学術集会で発表する予定です。
Maeda H, Hayashi K, Ogawa T, et al. Bilateral Globus Pallidus Lesions and Delayed Hypoxic Encephalopathy Induced by Overuse of Transdermal Fentanyl Patches. Cureus. 2024; 16(10): e71484. doi:10.7759/cureus.71484