福井大学附属病院の内科専攻医の田中雄大先生が、研修医のときに学会発表(第249回内科学会北陸地方会)を行い、論文としてまとめた大腸菌によるWaterhouse-Friderichsen症候群と血球貪食症候群を合併した剖検例がFrontiers in Medicine (IF=3.1)に掲載されました。
これまで大腸菌はWaterhouse-Friderichsen症候群や血球貪食症候群をそれぞれ合併しうるとの報告がありましたが、1症例の中で同時発症を証明した症例はありませんでした。田中先生は病理所見を丹念に分析を行いながら、網内系に血球貪食像がみられることや両側副腎に出血痕がみられることなどから、両者の合併を証明しました。
Tanaka Y, Hayashi K, Kawahara E, et al. Case Report: Bilateral adrenal hemorrhage and hemophagocytosis in the reticuloendothelial system caused by Escherichia coli in a young woman: An autopsy case. Front Med: 2025;12: doi: 10.3389/fmed.2025.1496961
https://www.frontiersin.org/journals/medicine/articles/10.3389/fmed.2025.1496961/abstract