脳神経内科専攻医で来年度からリハビリテーション科専攻医になられます高久先生の抗体陰性免疫介在性壊死性ミオパチーの症例報告がCureus(IF=1.0)に掲載されました。
免疫介在性壊死性ミオパチーは抗SRP抗体や抗HMGCR抗体がその原因として知られていますが、一定数、両者の抗体が陰性の症例がみられます。この場合にはMRI、筋生検などを組み合わせて診断を行います。これまで抗体陽性の症例では嚥下障害のパターンの報告が知られていましたが、抗体陰性の症例では報告がありませんでした。
我々は嚥下造影検査を用いて嚥下障害のパターンを可視化し、これまでの抗体陽性例とは異なるパターンを示していたことを報告しました。
高久先生はこの報告が筆頭論文として初めての報告となりました。
Takaku N, Hayashi K, Suzuki A, et al. Dysphagia During Pharyngeal and Esophageal Phase of Seronegative Immune-Mediated Necrotizing Myopathy: A Case Report. Cureus. 2025; 17(3): e81018. doi:10.7759/cureus.81018
https://www.cureus.com/articles/351783-dysphagia-during-pharyngeal-and-esophageal-phase-of-seronegative-immune-mediated-necrotizing-myopathy-a-case-report#!/