専攻医 よくある質問 Q&A
福井総合病院の研修がよくわかる!
あなたもきっと見学に来たくなる!
専攻医について
- 福井総合病院の専攻医の待遇を教えてください。
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専攻医1年目(医師3年目)の待遇は約1,040万円/年です。ただし、この金額は当直の回数により前後する場合があります。さらに2年目以降は昇給があります。協力施設での勤務期間は、協力施設の病院の待遇となります。
内科について
- 他院の初期研修医をしていますが、福井総合病院内科プログラムに応募できますか?
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もちろん可能です。希望される方は見学をされることをお勧めします。
- J-OSLERの症例は集まりますか?
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当院の内科研修は特定臓器のみを扱うような細分化された診療科別の運営をしておりません。そのため、日常診療で幅広い疾患群を扱うこととなり、症例に困ることはありません。
また、専門医取得に剖検症例も必要ですが、2022年度は年間11件と、十分な件数があります。
- 特定大学医局に入局しなくても内科専門医は取得できますか?
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可能です。
- サブスペシャル領域の専⾨医を⽬指していますが、連動研修も可能ですか?
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2024年度現在で、循環器内科、脳神経内科で連動研修が可能です。
- 専門を決めずに内科研修を行うことは可能でしょうか?
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可能です。研修を始めてから自分に合った専門診療科を選ぶこともできます。
- 外来はどれくらい経験できますか?
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自分の専門としたい外来1コマと総合内科外来1コマを経験可能です。
- 総合内科外来は経験できますか?
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当院の専攻医は総合内科外来を必ず担当頂きます。総合内科外来は午前2枠、午後1枠の計16コマあり、県内で一番充実しています。
- 内科系救急の対応はできますか?
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当院の救急車は年間2000台を超えています。その中で内科救急は当番の内科医がファーストタッチから診療を行うシステムです。そのため、救急医がファーストタッチをする病院に比べ、経験する症例数は多くなり、必然的に幅広いものとなります。
- 当直について教えてください。
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月に3回~4回担当頂きます。当院の夜間・休日救急体制は内科系医師1名、外科系医師1名、研修医で行っています。各専門医はオンコール体制を敷いており、自分の専門以外の分野で困った症例が来た時にはいつでも相談できる体制です。なお、当直で診療した患者を入院させた場合には、インセンティブがあり、これはオンコールで呼ばれた医師にも適応されます。
- 福井県の地域枠ですが、福井総合病院内科プログラムに応募可能ですか?
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可能です。キャリアの不利にならないように配慮します。
リハビリテーション科について
- リハビリ専門医のキャリアがイメージできません。
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リハビリ専門医はその資格単独でも一生の仕事にできる専門医資格です。実際に取得をされますと、外来・入院のリハビリ処方や、回復期リハビリ病床の担当医として勤務を行います。どこの地域の病院もリハビリ専門医が不足しており、専門医は引く手あまたです。
また、リハビリ療法士を養成している大学の教員になられる方もいらっしゃいますし、医学部のある大学でも、リハビリテーション科は手薄であり、様々な大学病院で教員としての募集があります。リハビリの研究領域は手つかずな分野が多く、多くの発見が望めるでしょう。
- リハビリ医はそもそも需要があるのでしょうか?
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全診療科で最も不足していると分析されている診療科です。実際に将来の回復期リハビリ病床の需要予測を調べてみてください。この分野だけ拡大しているのが分かります。
客観的なところとして、医師転職サイトでリハビリテーション専門医の募集を検索してみましょう。詳しくは記載しませんが、リハビリ専門医の市場価値を肌で感じることができると思います。
- リハビリ専門医でなくともリハビリを処方できますが、それでも取得する必要はありますか?
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リハビリ処方は、疾患別のリハビリを行うことが一般的であり、どの疾患をリハビリ主病名として適切に加療計画が立案できるかが重要です。非専門医のリハビリ処方を許可している病院もありますが、不適切なリハビリ処方が目立っており、そのしわ寄せは患者さんの不利益として返ってきます。病院の収益にも大きく関連するため、適正なリハビリ病名でのリハビリができることは、多くの病院で求められており、リハビリ専門医はその点で価値があります。
また、回復期リハビリの経験はリハビリ専門医取得の際に必須となっていますが、全国で回復期リハビリ病床を担当できる医師が不足しているため、求人上では専門医の取り合いのような様相となっています。
- リハビリ専門医としてのやりがいは何でしょうか?
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患者さんと一緒にその患者さんの特有の問題点やゴールを抽出し、リハビリ診療によって解決をしていく瞬間です。一発完治ではないけれど、「全人的な医療」とはこういうことだと自分なりに解釈をしながら、患者さんと一緒に自分自身、医師として成長を実感できる診療科です。治療法がないといわれる疾患に罹患されている患者さんでも、社会的に解決できる問題はいくつでもあります。難病の申請、介護保険の取得、身体障害者認定、障害年金などの社会調整から、身体機能維持のリハビリ加療まで、患者さんに寄り添い、支えていくのが他には代えがたいやりがいになっています。このような診療は、他科の診療科では手薄な点もあり、リハビリ医が中心となる必要があると思います。
- リハビリ専門医はキャリアに有利なのはわかりましたが、逆に弱点は何でしょうか?
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リハビリ医は幅広い疾患を扱いますが、内科学的、外科学的の急性期診療は主治医と協力して診療している反面、自身単独で診療する機会に乏しいのが弱点です。
当院のプログラムは神経系リハビリテーションをベースとしているため、内科診療も重視しており、その弱点を補うことができると思います。また、希望者は総合診療外来も担当することもできます。
もう一点は、リハビリ専門医から取得可能な専門医が限られることです。当院は神経系の資格として、脳卒中専門医と認知症専門医の取得を重要視しているため、大きく困ることはありませんし、守備範囲の広い診療が可能と思います。
- 福井総合病院の勤務だけでリハビリ専門医は取得可能でしょうか?
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プログラム制で応募される場合は、福井総合病院に2年、協力型病院で1年(もしくは福井総合病院で1年、協力型病院で2年)の勤務で取得できます。そのため、少なくとも1年間は協力病院での勤務となります。どちらの協力病院への勤務とするかは、専攻医と相談の上、決定いたします。
既に他領域の専門医を取得済みでカリキュラム制に応募される方は、福井総合病院だけで研修が可能です。
- 福井総合病院のリハビリ指導医は充実していますか?
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関連施設も含め、県内では最も充実しており、リハビリ指導医は4名在籍しています。更に、リハビリ専門医・認定医は2名在籍しています。
また、院外の協力研修施設にも多数の指導医・専門医が在籍しています。 当院および協力研修施設には回復期リハビリ病床もあり、様々な症例に触れることができる環境が整っていますので、きめ細やかな教育ができると考えています。
- 福井総合病院のリハビリ分野で特に有名な分野はありますか?
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高次脳機能障害に対するリハビリテーション評価・加療は特に有名です。福井県からも、委託事業として「高次脳機能障害支援センター」の運営を任されています。
また、脳卒中後のリハビリテーションとして、ボツリヌス療法、CI療法、経頭蓋磁器療法(rTMS)の実績は際立っています。 パーキンソン領域では、リー・シルバーマン療法(LSVT BIG🄬)のリハビリプログラムを行っており、入院の集中リハを行っています。 回復期リハビリテーションでは、実績指数・在宅復帰率が非常に高く、施設基準は最高の入院料1となっています。
- 福井総合病院のリハビリプログラムのリハビリ専門医と、神経内科との違いは何ですか?
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リハビリ専門医も神経専門医も、神経診察の能力が必要な点は共通しています。また、当院のプログラムでは、市中病院の神経内科疾患は全て扱っていますので、境界が分かりにくいかもしれません。 リハビリ専門医と神経専門医は資格が異なるため、キャリアは共通する点と異なる点があります。リハビリ専門医はその資格だけ(基本領域の資格;3年の修業年限)でゴールですが、神経内科は内科専攻医研修(3年の修業年限)を行った上で神経専門医(3年以上の修業年限)を取得しなければなりません。 神経系の2階の専門医資格としては、脳卒中専門医、認知症専門医、頭痛専門医は内科専門医からでもリハビリ専門医からでも取得可能ですが、神経専門医、てんかん専門医、脳神経血管内治療専門医などは内科からのキャリアからしか取得できません。 内科の方が様々な資格が取得できるのも事実ですが、専門医取得の労力や維持の基準も厳しくなっているため、自身のやりたいことと照らし合わせ、選んで取得することが重要と思われます。
- 福井総合病院のリハビリ科で、他院の神経内科が通常診療しない診療はありますか?
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他院からのリハビリ入院などを引き受けているため、廃用症候群のリハビリや呼吸器リハ継続が必要な方の診療など、多岐にわたる診療を行っています。最近では、ポストコロナウイルス感染症などを診療しています。
また、脳卒中後のボツリヌス療法やCI療法、失語症に対しての経頭蓋磁器療法(rTMS)などを得意としており、そういった患者さんの入院を担当しています。
- 内科専門医を既に取得していますが、リハビリ専門医や神経専門医は取得可能でしょうか?
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日本リハビリテーション医学会はカリキュラム制での専門医取得を許しており、内科専門医/外科専門医/整形外科専門医/小児科専門医の既取得者に対し、リハビリ専門医取得を可能にする制度を整えています。プログラム制と同様に専攻医プログラムに応募する必要がありますが、当院でリハビリ専門医を取得することは可能です。
また、当院は日本神経学会の教育施設に認定をされていますので、神経専門医の取得も可能です。内科専門医既取得者で、神経専門医とリハビリ専門医のどちらの取得も目指している方にもお勧めです。
- 福井総合病院のリハビリ専攻医プログラムは大学に入局しなければならないのでしょうか?
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当院の専攻医プログラムは独自のプログラムであり、大学に入局する必要はありません。
なお、専門研修連携施設として福井大学附属病院リハビリテーション部と提携をしています。希望のある方は、福井大学でも研修可能です。
- 福井県の地域枠ですが、福井総合病院のリハビリ専攻医に応募できますか?
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応募可能です。専攻医の希望を踏まえつつ、当院と福井県で相談しながら、研修先を決定していきますので、安心して応募ください。
- 当直費はどれくらい支給されますか?
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専攻医の当直費は1日あたり37,000円を支給しています。
整形外科について
- 福井総合病院の症例数はどうでしょうか?
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整形外科の手術件数は1,588件(2021年度)になります。
- 福井総合病院の専攻医は第一執刀医として手術経験ができますか?
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はい、第一執刀医として手術経験できます。
- 整形外科医は福井県で不足しているのでしょうか?
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県全体で大幅に不足しています。 整形外科医が不足しているため、症例は当院に集まってきています。当院の研修・教育環境は特に整っていますので、他地域の専攻医よりも圧倒的に数多くの症例を経験ができます。
- 整形外科にはどんな種類の専門医、認定医がありますか?
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まず、日本整形外科学会が認定している整形外科専門医があります。これは、医師になった後、日本整形外科学会に入会して6年間(初期研修医の2年間を含む)、学会が作成したガイドラインに沿って研修を受け、専門医試験に合格する必要があります。さらに、日本整形外科学会が認定しているサブスペシャリティの専門医として以下のようなものがあります。
- 日本整形外科学会認定リウマチ医
- 日本整形外科学会認定スポーツ医
- 日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医
- 日本整形外科学会脊椎内視鏡下手術・技術認定医
- 日本整形外科学会認定運動器リハビリテーション医
- 日本整形外科学会認定骨・軟部腫瘍医
- 福井総合病院の整形外科の雰囲気を教えてください。
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運動面での機能を改善し、より高いQOL(Quality of Life)を求める手助けをする科ですので、明るく、前向きな雰囲気です。また、手術を行う外科系の科ですので、チームワークを大事にし、面倒見のいい指導医が多く在籍しています。
- 福井総合病院の整形外科で全国的に有名な領域はありますか?
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肩関節領域は、内視鏡手術で特に有名です。当院の山門医師は、日本肩関節学会の代議員を務められています。また、第27回日本最小侵襲整形外科学会では、山門医師が大会長を務められ、福井総合病院が大会事務局を行っております。
水野医師は、日本脊椎脊髄病学会の指導医で最小侵襲脊椎治療学会の中部研究会の世話人を務めています。
当院理事長の林医師、尾島医師は日本リウマチ学会の評議員を務めています。
- 福井県の地域枠ですが、福井総合病院の整形外科専攻医に応募できますか?
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応募を歓迎いたします。当院のプログラムの特徴として、福井県内の連携施設が豊富にあることです。例えば、福井県立病院、福井済生会病院、市立敦賀病院、JCHO福井勝山総合病院、春江病院、福井こども療育センターがあります。地域枠の方の勤務条件を勘案し、県内全体でローテーションすることが可能です。
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