研修医2年目の松山先生は、第61回日本リハビリテーション医学会学術集会で発表した余剰幻肢を認めた脳梗塞の症例について論文にまとめられ、Cureus(IF=1.0)に掲載されました。
余剰幻肢は手足が複数あるように感じる現象です。脳梗塞の他、脊髄障害や末梢神経障害でも報告があります。大脳の症例では多くは右半球の障害で報告がありますが、左半球障害による余剰幻肢は稀です。本例は利き手矯正歴があったことによる左右反転と、半側空間無視を合併していた点が機序の一つとして推定されました。
この発表で、2023年度入職の研修医全員が第一筆頭著者として国際医学誌に論文を発表しました。
Cureus | Supernumerary Phantom Limb After Stroke in the Left Hemisphere: A Case Report | Article
Matsuyama T, Hayashi K, Nakaya Y, et al. Supernumerary Phantom Limb After Stroke in the Left Hemisphere: A Case Report. Cureus 2024;16(8): e66681.