研修医・三橋先生の肢体型筋ジストロフィー患者のユニークな嚥下方法についての論文がCureus (IF=1.0)に掲載されました。
嚥下造影検査では様々な嚥下障害を可視化できますが、これまでに食物が口腔内に逆流する少数の報告はあったものの、牛が反芻するように何度も咀嚼し嚥下をして逆流するような嚥下障害パターンの報告はありませんでした。
三橋先生はそのビデオを提示した上で、この嚥下パターンを反芻嚥下(Rumination swallowing)と名付けました。
近年、別の新たな嚥下方法の報告に注目が集まっていますが、本例も新たな嚥下法として査読を経て科学的に立証されました。
本報告は三橋先生が第7回日本リハビリテーション医学会秋季学術集会にて発表された内容です。オープンアクセスとなっていますので、興味がある方はご覧ください。
Mitsuhashi S*, Hayashi K*, Sato M, et al. Rumination Swallowing in Limb-Girdle Muscular Dystrophy. Cureus. 2024;16(9): e68846. doi:10.7759/cureus.68846
(*共同第一著者:本文に明記)
https://www.cureus.com/articles/292648-rumination-swallowing-in-limb-girdle-muscular-dystrophy#!/