内科専攻医・上田航平先生は、先日論文発表を行った緑膿菌による腸腰筋膿瘍を認めた1例報告について、第94回日本感染症学会西日本地方会学術集会で発表しました。本症例は稀な疾患であり、診断から治療までの詳細が示され、同様の症例への対処に有益な知見を提供しました。
発表では、患者の背景因子・抗菌薬の選択やドレナージの必要性などの治療選択が取り上げられ、多くの関心を集めました。質疑応答では、感染経路の推察や予後悪化に最も寄与した因子の考察などの質問に対し、上田先生が的確に回答されました。
上田先生は福井大学卒業後、ローテーターとして当院の内科の専攻医として活躍されています。今回の学会発表・論文発表をきっかけに、今後もさらなる臨床と学術活動に期待が寄せられます。
上田航平、林幸司。血液培養から緑膿菌を分離した腸腰筋膿瘍, 椎間板炎, 誤嚥性肺炎を併発した1例
https://www.cureus.com/articles/310795-iliopsoas-abscess-related-to-pseudomonas-aeruginosa-a-case-report#!/