長期にわたる療養生活をその人らしく生活できるように、腎臓病外来で家族を含めた支援をしています。
患者さんの生活スタイルに合わせた、腎代替療法の情報提供（血液透析・腹膜透析・腎移植）の意思決定支援を行っています。
患者さんやご家族が安心して療養や治療を受けられるように、チームで取り組んでいます。

患者、家族、職員などすべての人の感染へのリスクを最小限にできることを目指し、根拠に基づいた感染対策を、すべての職員が、確実に、適切に実践できるよう支援しています。そして、ICT(感染防止対策チーム)やAST(抗菌薬適正支援チーム)といったチームでの活動を行い、多職種で連携して、感染対策の推進に関する活動を行っています。

「食べる」という動作は、老若男女すべての人が持っている機能です。その機能が、脳血管障害や筋力低下などによりうまく働かなくなることがあります。摂食・嚥下障害看護認定看護師は、様々な理由から「食べる」がうまくできなくなった方の支援をしていく役割があります。
経口摂取に必要なことは『食べるための口づくり』からだと考えます。その人の持てる力を引き出すために『まずは、口腔ケア』を第一に、嚥下訓練や食事の工夫などを行い「食べる楽しみ」につなげていけるように、多職種で情報共有しながら支援していきます。

私は主に病棟で活動しており、呼吸器疾患を抱えながら生活する患者とその家族に対し、息切れが緩和できる方法を一緒に考えながらその人らしい生活が送れるよう多職種と共にサポートしています。
また院内スタッフに対し勉強会を通して、呼吸療法に関する知識や技術の統一を図り、看護の質向上を目指しています。

新田塚訪問看護ステーションには、8名のスタッフが在中しており、その中に慢性呼吸器疾患看護認定看護師１名と、特定行為研修修了者が４名在籍しています。
様々な疾患をもつ利用者さんに苦慮するときはスタッフ間で話し合いながらQOLを維持して生活を継続できるようお手伝いしています。
訪問に向かうときは常に一人ですが、訪問看護もチーム医療です。
専門的な知識を持つスタッフを大いに利用しながら利用者さんの健康と生活を支えるべく訪問しています。

脳卒中は突然に発症して、何らかの障害を残すことが多い疾患です。
発症後は、患者さんだけでなく、ご家族にとっても生活への影響が大きく、今までの生活を変更する必要があります。医師、リハビリスタッフなどの多職種と協力し、患者さんの機能回復に向けた働きかけを行っています。
患者さん、お一人お一人の気持ちに寄り添いながら、より良い生活を目指してお手伝いをさせていただくのが私の仕事です。

手術や麻酔には様々な合併症のリスクが伴います。
手術看護は専門的知識・技術を生かし合併症を最小限にし、患者さんが安全・安楽に手術を受けられることを目指して看護を提供します。
術中は患者さんの体の隅々まで気を配り、少しでも落ち着いた気持ちで手術に臨まれるよう手術が終わるまで患者さんに寄り添います。
手術を決心された患者さんやご家族に手術をして良かったと思って頂けるように、関連スタッフと連携して術前から術後までサポートさせて頂きます。

皆さんは「皮膚・排泄ケア」と聞いてどのような看護ケアを想像しますか？ 「皮膚・排泄ケア」とは、「褥瘡（床ずれ）・手術後の創部などの傷や、人工肛門・人工膀胱といったストーマ、排泄機能障害のケア」を意味します。
私たちは皮膚・排泄ケアが必要な方やそのご家族に寄り添い、より良い生活が送れるように専門的な知識を提供しています。当院には特定看護師も多く在籍しており、病院や在宅などの様々な場面で、高度な創傷管理をタイムリーに提供するのが役割です。
当院でも取得できる資格になっていますので、ぜひ皆さんにも取得して頂き一緒に活動できたらなと思います。

超高齢社会の今、入院される患者さんの中には認知症の方が多くいます。私は、認知症の患者さんの「その人らしさ」を大切にし、「認知症の人の世界」を理解する事を心掛けています。
例えば「大声を出す」「怒る」等の行動の裏には、身体の不調が表現出来ない、不適切なケア等の理由がある事を理解し、患者さんの言葉や行動の裏にある思いを汲み取る事が大切です。
そして、患者さんが安心して過ごせる様な関わりやケアを提供できる様努めています。